2005年 04月 12日
4月12日 Petrified Forest national Park (化石の森国立公園)
今日は一日かけて、化石の森国立公園へ行きました。
通常、北口ゲートから入ってビジターセンターを訪れてから南口ゲート方向へ
南下するコースがベターだそうだが、おさちゃんがナビを間違えて
南口ゲートから入ってしまいました。まあでも、問題なしで、殆どの見所
トレイルを歩きました。南北に長いパークで
南口⇔北口は27マイルもあります。
公園ゲートの看板の前に、さりげなく転がっている珪化木。(化石となった木)
見かけは普通の丸太の切り落としのようだが、よーく見ると、正に石と化した木。石の成分がきらきらと光っていて、叩くとコツンと軽い音がする。
これは摩訶不思議・・・・・・・
南口ゲート入り口にある、Rainbow Forest Museum。ここで展示されていた、珪化木をスライスし綺麗に磨きをかけたもの。そういえば、こういうのどこかで見かけた記憶がある。でも、まさか木の化石だとは思ってもいなかったし、大きな石の断面かと思っていた。アメリカ全土でこの珪化木は採取されるらしく、全米地図に各州で見つけられた珪化木の一部が州ごとに貼り付けられていた。もしかしてあなたの家の庭に転がってる石も、元は大木だったかも・・・?!
Rainbow Forest Museumの裏手にある、トレイル。自然に裂け、輪切りにされた丸太の化石がごろごろしている。
赤、紫、青、茶色、緑、灰色・・・と、様々に輝いた色はメノウ、オニキス、ジャスパー、クオーツ、紫水晶など、宝石としておなじみの石。この、丸太1本1本が宝石である。と言うことは、ここは宝石の宝庫ともいえる。国立公園となった今は、もちろん個人の採取は違反。(お土産やさんで購入できる)が、それ以前は、宝石商に大量の丸太が持ち去られたこともあったのだそう。
こちらは、真っ白な珪化木。真ん中がクリスタルのような、ダイヤモンドのような、そんな透明色の輝き。これらの珪化木は、今から2億2500万年前の松や杉で、火山灰や雨水の化学反応で木を石に変えて行ったもの。洪水によって運ばれた泥がこの丸太の上に蓄積し長い年月、酸化からのがれたために、このような反応が起きたそう。
同じくRainbow Forest Museumの正面から出ているLong Logs Trail。
背の高い針葉樹林の大木が横たわっている。
地層のはっきりした小高い山に囲まれて、面白いトレイル。
プロングホーンと呼ばれる鹿は、他の国立公園では目に出来ない。
Agate House 10世紀ごろに、この地のインディアンが
珪化木を使って建てたという家の一部が残っている。
Crystal Forest 大き目の大木がごろごろと転がっていて
見ごたえあり!
まるできゅうりを輪切りにでもしたように
ごろごろごろんと転がっている。
この輪切りは、大地が隆起したときの圧力や地震によってひびが入り
その割れ目に入った水が凍り、膨張して割れ目が広がり自然に裂けたもの。
Agate Bridge 小さな川をまたいで横たわる
長さ12メートルの珪化木。
主な成分は石灰のこの小山は、柔らかく、雨の作用で縦に削られ
横の地層と共に微妙な模様と形を作り出している。
その谷間に、ごろごろと丸太の珪化木が転がり落ちている。
プエルコ先住民遺跡
見えますか?岩に描かれた絵文字。
殆ど読解されてない、未だ謎の岩絵らしいです・・。
14世紀、日干し煉瓦で造られた
集合住宅の跡。
Painted Desert Rim Trail
カラフルな地層の色は、鉱物を含んだ違う成分の地層が重なったため。
360度こんな景色、信じられない。
何億年とかけて変わってゆく地球の姿のほんの一瞬しか見れない人間は
はかないなぁ、と思ってしまう一瞬でした。
化石の森国立公園の殆どのトレイルを歩いて
見るところは全部見た・・総なめの一日(笑)でした。
2日間、殆ど移動だったので子供たちは歩きたくてうずうずしていたようす。
「今日はハイクするの?」としきりに聞いていたひろみ。
いつも先頭を、ずんずん歩いて行く姿は、身軽~。
2日間泊まった Best Western。
手前の大きなSの看板はSafeway。
今日も、食料を買い込んで、部屋でご飯をたべました。
明日は、Tucsonへ移動。約5時間半なので、明日もまた殆ど移動日。
by mparadise
| 2005-04-12 15:04
| 旅行