原田悟先生セミナー in LA 2007年2月25日
原田先生のセミナー、と、素晴らしい機会に恵まれ続けています。
今回、原田先生は、ニューヨーク、シカゴ、ラスベガス(は、観光)
そしてここLAと、アメリカを東から西へと移動して
指導に当たられてきました。
原田先生のセミナーがあると聞いたときから
かなりの人数参加を予想していたのですが
初段以上のみの参加という条件のもと数十名の
そして中身の濃いセミナーとなりました。
子供たちは残念ながら見取り稽古&カメラ係り。
期待はしていなかったものの、ひろたんのとってくれた写真も
おさどんの撮ってくれたビデオも・・・・・
せっかくの原田先生との稽古がぁぁぁーーー(TT)
という結果の出来栄えでしたぁ・・・・・
指導内容は、実践(試合)につながる基本稽古。ということで
まずは足捌きや素振りから。
上体が上下に動かない安定した前後の動きの中で
1本1本に集中して、剣先にまで気持ちを込めた素振り。
前に出たときの左足の引き付け、後ろに下がったときの
右足の引き付けの速さ、そして継ぎ足をしないで左足を
蹴って打ち込むことで無駄な動きをなくす。
基本的なことですがこれがなかなか難しく
コンマ数秒でも相手より先に届くために
いかに大事かと言うことを改めて教えられました。
これが、基本の大切さ=実践に結びつく、なのでしょう。
素振りだけで、汗だくです・・
実際に、原田先生ご自身が何度も見本を
見せてくださいましたが、踏み込んだ右足の音のすごさに
驚いてしまいました。
1本に、全身全心を込めるこの思いが、全日本の頂点に
導いたのですね。。
防具をつけた後、素振りで稽古した足の動きを基本に
相手の動きを読んで面を打ちに行く練習、
手だけでなく身体ごと突きを打ちに行くことによって
面、小手、どの技に行っても直前までは同じ動きであること
を認識するための練習、など、最後の最後まで
「なぜ基本が大事か?」を理解することができた
貴重なご指導を頂きました。
2時~6時までという、セミナーとしては長い稽古をしてくださいました。
最後の45分間は地稽古、段ごとに時間を振り分けて
原田先生に直接稽古して頂けるチャンスもありました!
大急ぎで面をつけ、並ぶために走った!!!
時間内にまわってくるかなというドキドキと
原田先生と直接1対1で稽古できるドキドキで
胴の中で心臓が、面の中で頭がばくばくする中
順番が回ってきました。
緊張しててあんまりよく覚えてないのですが・・・
とにかく原田先生は、一人一人に決して手を抜かず
真剣に稽古してくださっていたのだけは覚えています。
それと打たれた小手が、確かにぱこーんっとすごい音がしたのですが
痛くない!?ほんとに一瞬!速い!!でも確かに当たった!
ぅわ~~、打たれて感激!!!(じゃなくて正確には感謝。)
いかんいかんと思いつつ、半分はかっこいいイケメン選手
原田悟選手のセミナーってことでわくわくもしていたのですが
原田さんの人柄とか、剣道に対するものとか
改めてじかに感じさせられる日となりました・・・
12月に台湾でお会いして、ちょっとお話させて頂いた時の
あの印象も感動もそのまんま。
全日本選手権で優勝したときのインタビューの謙虚さ
あのインタビューを聞いて、ファンになったという人も
何人もいるのを知っています。。
あのときの謙虚なお言葉を、今日のセミナー最後のご挨拶でも
同じようなことをおっしゃっていました。
胴の内側に、サインしてもらいました。。
一生の宝物です(〃v〃)
これを身に着けて、毎回がんばって稽古するぞーー!
お守りは、段審査の時に先生が日本から買ってきてくれた
鹿島神宮の武道御守です。
これで、つら~い稽古を乗り越えて2年越しで受かりました。
達筆です。。。
こちらは石田先生のセミナーのときに
サインしていただいたものです。
剣の達人は筆の達人でもあるんですね。